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見上げると羊雲。
秋空が広がる気持ちいい日。




人はいつも誰か、何かに期待をしています。それは我が子や親、パートナーであったり。
それは物、場所に対し。そして、会社や政治や社会に対しても。。
この人にこうなって欲しい。これは私を満足させてくれるだろう。この政党ならば日本を
変えてくれるだろう。などという期待の連続です。
だけど期待した先が理想していたものと違えば、私達は失望し、その対象に対して怒りや
不満をぶつけてしまいます。期待をすればするほど、執着の根は深くなり、失望する機会
も増えていきます。期待は執着。
それは自分にたいしても同じで、例えば、私はよくあるのですが、瞑想で一度素晴らしい
体験をすると、次回もその体験を期待して望みますが、そういう時は大体ココロが乱れて
浅い瞑想で終わります。
期待をするだけというのは、ただ未来を見ているだけであり、スタートもしていないのに、
もうゴールにいる自分を想像しているだけのこと。この瞬間は常にスタート。始まりです。
今を観ないで未来だけを観ているだけでは、いつになってもその未来はやってきません。
今の現実を観たときから、描く未来は構築されてゆく。
もし今の現状が理想と違うのならば、少し何かに期待をしすぎているのかもしれません。
未来ばかりに意識が向かい、今の現実と結果に少し目をそむけているのかもしれません。
これ以上不安や悲しみを増やしたくないのならば、『期待をしないこと』が大切なのでは
ないかなと思います。‘しない’というのは悲観的に聞こえますが、非常に楽観的な考え
方だと思います。なぜなら、期待していたことが、期待通りであった時の喜びと、期待し
なかったことが想像以上の結果だった時。その喜びの大きさの違い。どちらが悲しみを生
み出すか、生み出さないか。がその理由です。
考え方のスイッチひとつで、悲しみを小さくすることも喜びを大きくすることもできます。
期待する前にまずは、今の自分と現実を受け入れて、好きになること。どんな自分も愛し
てあげましょう。

今月も心地よい時間をみなさんとシェアしたいと思います。
よろしくお願いします∞

mai